導入事例

  1. クラウド型健康管理システムGrowbase
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株式会社ルネサンス様の導入事例

株式会社ルネサンス様の導入事例 ご担当者様の写真

Growbaseを管理する権限を200アカウント取得。全国の施設で働く責任者が直接アプローチすることで、従業員一人ひとりの健康リテラシー向上を実感しています。

株式会社ルネサンス様のロゴ

 

株式会社ルネサンス様
URL:https://www.s-renaissance.co.jp/
業種  スポーツクラブ運営、自治体・企業等の健康づくり支援、介護リハビリ事業
従業員数(連結)  3,445名(2023年3月31日現在)
導入効果
  • 二次健診の受診率が大幅に上昇
    健診関連の管理(受診状況など)のスムーズ化
    コスト削減

株式会社ルネサンス
ビジネスリレーション部 労務厚生チーム課長
川村 義昭 様

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株式会社ルネサンス
ビジネスリレーション部 労務厚生チーム 課長代理
竹村 紀子 様

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株式会社ルネサンス
ビジネスリレーション部 労務厚生チーム 主任
鎌木 萌 様

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※2023年1月より、サービス名が「HSS」から「Growbase」に変更になっています。

各施設の責任者が、従業員の健診受診状況や健康状態が分かるように。直属の上長からの勧奨によって、二次健診の受診率が大幅に上がりました。

――御社には、2023年6月よりGrowbaseを導入していただきました。導入前は、どのようにデータ管理を行っていたのでしょうか。

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竹村 紀子さん(ビジネスリレーション部 労務厚生チーム 課長代理) 基本的にはExcelで管理していました。人事システム機能の中での保管を試みましたが、健診結果やストレスチェック分析データ、面談記録など、さまざまなデータが散在していたような状態です。健診予約には予約代行サービスを利用していて、最新の予約状況・受診状況をシステムからダウンロードできます。ただ、ファイル形式がCSVで、Excelで加工してから集計を取り、未受診者には社内のイントラで受診勧奨しなければなりません。健診事業を担当するのは、基本、社員1名とパートナー1名。弊社は毎年4~6月を健診期間に設定していて、予約管理が始まる3月から受診が終わる7月頃までは、業務全体の半分以上が健診に関わるものでしたね。

また、健診期間が終わった後は、①受診者に健診結果を紙で郵送すること ②産業医へ健診データを連携すること、この2点が大きな負担となっていました。産業医にはExcelやメールでデータをお送りしていたのですが、連日パラパラとお渡しするわけにもいかず。先生から就業判定が戻ってくるタイミングも見計らいながら、連携するデータの数や時期を自分たちでコントロールしていたため、どうしても時間がかかっていました。と同時に、有所見者やハイリスクの従業員に対する事後フォローが遅れてしまうことも少なからずありました。

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川村 義昭さん(ビジネスリレーション部 労務厚生チーム 課長) 弊社はスポーツクラブや介護リハビリ施設を運営していて、北海道から沖縄まで227(※)施設あります。それだけの数が全国に点在していると、本社で全ての従業員の健康状態を管理するのはなかなか難しいのが本音です。そのような状況下でも、健康リスクのある従業員に対してしっかりとフォローしていきたい。現状の運用方法では絶対に不可能だと思い、健康管理クラウドの導入を決めました。一般的に健康管理クラウドは、産業医のほか、保健師や保健担当者など、数名のスタッフだけで管理していることが多いと思うのですが、私たちの希望は、各施設の責任者にも同じ権限を持たせて運用すること。それを唯一、実現してくれたシステムがGrowbaseで、導入に至った一番の理由です。
※2023年9月末時点

――Growbaseを活用後、どのような変化や改善がありましたか?

鎌木 萌さん(ビジネスリレーション部 労務厚生チーム 主任) Growbase導入後に開始した特定業務従事者の健診予約状況は、今、非常に好調です。最も大きな課題だったのが、健診後、有所見者の二次健診なのですが、2022年12月16日時点でわずか29.9%だったのに対して、導入後の2023年12月6日時点では68.0%まで大幅に上がりました。社内のイントラなど伝言ツールはありますが、顔も知らない本社の担当者から勧奨されるより、毎日顔を合わせる上司から直接言われたほうが効果があるのだと思います。 今までは外部に委託していたストレスチェックも、今年度はGrowbaseを活用して実施しました。2022年の受診率は、21日間で92.3%だったのに対し、2023年は各施設の責任者から積極的に勧奨してもらい、19日間で93.9%。1%強ではありますが、実数にすると300人近い数字です。Growbase導入をきっかけに責任者の健康リテラシーが上がれば、従業員の理解も深まって、今後、健康管理に対する取り組みも進んでいくのではないでしょうか。

UIが優れており産業医の確認や就業判定もスムーズ。不要な二次健診を減らすことができ、手間やコストも抑えられています。

――その他、Growbaseを導入して良かった点を教えてください。

鎌木 萌様の写真

鎌木さん 課題の一つであった産業医への健診データの連携がとてもスムーズになりました。Growbase導入後は、そもそも私たちから産業医にメールを送る必要がなくなり、健診結果を登録すれば、産業医の良きタイミングで確認してもらい、就業判定を行えます。判定結果もメールで返信してもらう必要がなく、Growbase上で分かるので、やり取りの際に発生していたタイムラグがなくなりましたね。
健診結果には委託先健診機関の判定基準を使っているのですが、「要精密検査」になったものの、産業医が確認すると「中性脂肪値が低すぎて出ている判定なので問題ない」「便潜血が出ているのは、月経中だったからではないか」など、実際には再受診が必要ないケースもよく見られます。今までその確認に時間がかかっていましたが、Growbaseは画面が見やすく、スピード感を持って対応できるようになりました。

不要な再受診を減らすことができれば、従業員は受診の手間がなくなりますし、健保にかかる医療費負担を抑えることにも繋がります。医療費負担の視点で言えば、メッセージ機能も便利だと思います。健康リスクがあり、何かしらのアプローチをした従業員と産業医が、Growbaseで直接メッセージをやり取りできる機能です。例えば、面談が必要な従業員がいたら、通常は健康管理の担当者が日程調整して面談をセッティングします。その結果、「毎月面談を行う必要はないけれど、月に一度、血液検査の結果を産業医に提出する」となった場合、従業員は担当者を介さず、メッセージ機能を使って産業医に直接、検査結果を送れるのです。私たち担当者は面談をセッティングする手間が減りますし、面談にかかる費用の削減にも繋がるのでいいことばかりですね。

竹村さん Growbaseは、管理者画面はもちろん、従業員側の画面も見やすいです。数字が羅列した紙の健診結果は見ない人でも、Growbaseならスマホやパソコンで気軽に見ることができますし、経年変化をグラフで可視化されたら、おのずと自分の体への関心が高まるのではないでしょうか。数字の一覧も、基準値から外れた値は矢印で表示されて、ひと目で分かります。

川村さん 紙の健診結果は、紛失する人も多いです。そうすると、例えば生命保険に加入する時、健診結果の提出を求められてもどこにあるのか分からず、私たちに再発行を依頼し今度は私たちが健診機関に依頼して健診結果を取り寄せ、届いたら本人に渡す……時間も手間もかかりますよね。それが今は、依頼があれば、「Growbaseを確認してください」のひと言で済む。非常に楽ですね。

――最後に、今後、Growbaseを活用してどのように業務を発展させていきたいかをお聞かせください。

鎌木さん 弊社では、各施設の責任者がGrowbaseを管理者として使用するため、200アカウントを取らせていただきました。もちろん、このメンバーに対しては、健康情報としての個人情報の取り扱いについて十分な配慮が必要と判断し、統括産業医とも相談しながら、管理者としてのアクセスできる情報公開の範囲を明確にしたうえで権限設定を行いました。一番の効果は、Growbaseを管理する権限を持ち、自身に部下への安全配慮義務があると改めて知ったことで、責任者の健康意識は大きく変わったように感じることです。前述のような健康診断の未受診者や、再検査が必要な従業員への働きかけなども含め、何十人もの従業員の意識を一度に変えるのは難しいですが、責任者の意識が変われば、そこからだんだんに、健康経営に取り組む組織風土が醸成されていくのではないかと期待しています。

川村さん Growbaseは、今の健康状態を知る最適なツールだと実感しています。でも、私たちは“知る”で終わらせたくない。これを活用して、より従業員の健康管理に役立て、組織として一人ひとりにアプローチしていきたいと思います。わたしたちは従業員の健康増進を通じて、企業理念である「生きがい創造企業」のもと、新たなビジョンとして掲げる「人生100年時代を豊かにする健康ソリューションカンパニー」の実現を目指していきたいと思います。

――本日は、ありがとうございました。

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