導入事例

株式会社ファンケル様

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「スマートフォンで操作できること」が導入の決め手に。
全国にいる従業員一人ひとりの健康管理に、きめ細かく対応できるようになりました。

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株式会社ファンケル
URL:https://www.fancl.co.jp/
業種 化粧品・健康食品の研究開発、
製造および販売
従業員数 約4,000名(2020年10月現在)
導入効果
  • スマートフォンで操作ができる
  • 従業員間の情報共有がスムーズ化

 

※2023年1月より、サービス名が「HSS」から「Growbase」に変更になっています。

保健指導の案内や二次健診の勧奨など、従業員へのメール送信がボタンひとつの操作でできる。
その簡易性がとても便利です。

――2018年8月にGrowbase(旧:ヘルスサポートシステム)(以下、Growbase)を導入していただきました。それ以前は、健診結果を紙ベースで管理していたんですね?

清水 祐子さん(管理本部 人事部 健康支援室 産業保健師)  はい。グループ全体で約4,000人分の情報を主に紙で管理していました。半数は電子データに移行しましたが、以前は、保健師が一人しかいなかったこともあり、二次健診の勧奨などは全て個人へ郵送していたと聞きます。

勝浦 礼佳さん(管理本部 人事部 健康支援室 産業保健師)  一部の医療機関からはデータで健診結果が届いていましたが、データの書式もバラバラでした。Growbaseを導入してからやっと、医療機関によってバラバラだった健診データを一元化してまとめて管理できるようになりました。健診結果の集計業務に関していうと、8割くらい楽になった感覚です。

判定統一化

勝浦さん  医療機関によって健診の判定基準はまちまちなんです。ある医療機関で<C判定>の数値でもほかの医療機関では<D判定>とか。以前は、都度数値を見比べて調整しなければなりませんでしたが、Growbaseになってからは当社で定めた判定基準に沿って記録できて、なおかつその基準値でデータを抽出して一括で判定ができるようになりました。

結果が悪い人のデータ抽出だけでなく、保健指導の案内や二次健診の勧奨など、従業員へのメール送信もボタンひとつの操作でできるようになり、私たちは一人ひとりにきめ細かくアプローチできるし、大変便利になりました。

――情報がデータ化された以外で、便利になった点を教えてください。

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清水さん  Growbaseを導入したもうひとつの大きな理由に、従業員がスマートフォンで操作できることが挙げられます。当社は、全国200店以上の店舗従業員や工場勤務の従業員が多いので、各自がスマートフォンで操作できるのは大きなポイントでした。

従業員が自分のスマートフォンでストレスチェックを受けて、その場で結果をチェックできるのは、すごくいい機能かなと思っています。

勝浦さん  導入後、従業員には各自、Growbaseにメールアドレスを登録してもらっています。休職などで社内メールが届かない従業員にも、スマートフォンを使って確認ができるのでスムーズにやりとりできるようになりました。

清水さん  Growbaseが私たちと従業員をつなぐツールになり、とても役立っています。たとえば、当社ではコロナ禍において『体調不良者は元気になるまで出社しない』というルールを作って各個人から毎日、体調の報告を受けているのですが、こうした窓口としてもGrowbaseを利用しています。弊社の店舗やお客様の電話相談窓口は土日も営業していますので、体調不良者の管理も休まずに行わなければなりませんが、Growbaseを使って対応しています。

我々は『美と健康』をモットーとする会社。
Growbaseを使って今後も、従業員の健康管理をしっかりサポートしていきます。

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小林 祐介さん(管理本部 人事部 健康支援室 産業保健師)  従業員の健康を管理する側にとって思うことは、Growbaseの導入でものすごく便利になったということです。ストレスチェックを一斉実施できるし、その結果は健診の結果や就労情報と一緒に記録できる。以前だったら、一人の従業員の情報を見るために、いろいろな紙書類を集めたり社内データにアクセスしたりしなければならなかったのが、Growbaseではワンクリックで済みます。作業効率は大幅に上がりました。

私はよく地方の工場などに出張するのですが、個人情報が記された書類を持ち運ぶのは荷物の量もかさばるし、管理にはとても気を使うし怖いんですね。Growbaseになってからは、パソコンを一つ持って行けばいいので、たいへん助かっています。セキュリティもしっかりしているので、安心です。

――先ほど、コロナ渦においてGrowbaseが役立った点をお話いただきましたが、ほかにはどのようなメリットがありましたか?

小林さん  先日、新型コロナウイルス感染症対策のため、産業医と遠隔でオンライン面談をする機会があったのですが、産業医との情報共有をGrowbaseでできたのが助かりました。以前だったら、メールで都度対象者の情報を送って準備に時間をかけなければなりませんでしたから。さらに、面談の記録や意見書もGrowbaseに残せるようになりました。従業員の各種健康情報が一元化され、情報共有が思っていた以上にスムーズになりました。

勝浦さん  データで管理できるようになって、これからは当社の健康管理に対する戦略のレベルも上がっていくと思います。

清水さん  従業員、一人ひとりへのアプローチがスムーズにできる環境がようやく整った感じがします。正直、以前は二次健診に関して従業員全体をフォローしきれていなかったと思います。当社はお客様に『美と健康』に関するサービスを提供する会社ですので、まずは従業員が健康でなければいけません。Growbase導入をきっかけに、従業員の健康管理に対していっそうきめ細かく対応していきたいと考えています。

――ありがとうございました。

 

 

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