1分でわかる!Growbaseサービス資料

資料請求フォームはこちら

お役立ちブログ

健康診断前のコーヒーはなぜダメなの?水やその他の飲み物は前日、何時間前であればOK?

健康診断前のコーヒーはなぜダメなの?水やその他の飲み物は前日、何時間前であればOK? サムネイル画像

健康診断前には、食事や飲み物が制限されます。多くの方は、健康診断の受診前に食事はとらないことを把握している反面、飲み物については言及されることがあまりないかと思います。

例えば、毎朝コーヒーを飲む方にとっては、「健康診断前はコーヒーを飲んではいけないの?」といった疑問もあることでしょう。そこで今回は、健康診断前の飲み物に関する注意点について詳しく解説します。特に、コーヒーにフォーカスしつつ、水やその他の飲み物についてもご紹介します。

企業の人事担当者は、従業員から健康診断前日における飲み物の質問を受けることがあるかと思います。本記事の内容を参考に、適切な情報を共有していただければ幸いです。

健康診断前のコーヒーについて

n0112_02

健康診断前にコーヒーを飲んでよいのか、疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、健康診断前にコーヒーを飲める時間と、飲んでもよいコーヒー、直前に飲んでしまったときの対処法をご紹介します。

健康診断前に飲んでもよいコーヒーとは

健康診断前にコーヒーを摂取できるかどうかは、病院によって方針が異なります。一般的にはミルクや砂糖が入っていないブラックコーヒーであれば、検査前に飲んでも大きな問題はないでしょう。ただし、コップ1杯(150cc程度)だけです。

一方で、ミルクや砂糖を加えたコーヒーを飲むと、検査結果に影響が出る可能性があることを意識しなくてはいけません。ミルクや砂糖に含まれている糖分や脂質は、血液中の血糖値や中性脂肪値を上げてしまう恐れがあります。高血糖は糖尿病を疑いますし、高い中性脂肪値は脂質異常症を疑うため、正確でない検査結果になってしまいます。

健康診断前のコーヒーは前日の何時間前ならOK?

一般的には、健康診断前日から数時間前までであれば、ブラックコーヒーを飲んでも問題はないでしょう。ただし、病院によって方針は異なるため、事前に確認することをおすすめします。

厳密にいえば、コーヒーなど色が付いた飲料を健康診断前に飲むと、胃カメラ検査の妨げになるリスクがあります。また、コーヒーに含まれるカフェインの影響により、血圧や心拍数が向上する可能性もあるため、健康診断直前には避けるべきです。

もし何らかの影響を心配する場合、検査前には念のために水だけをとるようにしましょう。

健康診断直前にコーヒーを飲んでしまった場合の対処法

健康診断の直前にコーヒーを飲んでしまったときの対処法は、ブラックコーヒーとミルクや砂糖を含むコーヒーで異なります。

ブラックコーヒーの場合

ブラックコーヒーを健康診断直前に飲んだ場合は、特段対処は必要ありません。ブラックコーヒーは糖質も脂肪分も含んでいないため、絶食のみが必要な場合は飲んでもよいとしている病院が多いです。ただし、カフェインの利尿作用が検査結果に悪影響を与える可能性があるという理由から、水以外の飲み物は禁止している病院もあります。

ミルクや砂糖が入ったコーヒーを飲んだ場合

ミルクや砂糖には、糖分や脂肪分が含まれているため、血液中の血糖値や中性脂肪値に影響を与え、数値が高くなってしまう可能性があります。そのため、検査前に飲んでしまった場合には、医療機関のスタッフに伝えましょう。場合によっては日程変更をして血液検査を行う可能性もあります。

バリウム検査直後のコーヒーは避けるべき

胃のバリウム検査後、通常はバリウムを排出するために、水分をいつもより多めにとるように指示されます。しかし、コーヒーには利尿効果があり、水分を体外に排出する方向に作用するため、バリウムの排出が困難になる可能性があるため避けるべきです。

健康診断前の水について

n0112_03

健康診断前には、水も制限されます。ここでは健康診断前、および前日の何時までであれば水を飲んでよいのかについて解説します。

健康診断前日の水は何時までOK?

健康診断前日は、水の制限は特にないことが一般的です。しかし、基本的に夜9時(午前中に受診する場合)までに飲食を終わらせることが推奨されています。これは、検査時に胃を空っぽにするためです。ただし、9時以降でも水分補給が必要な場合は、水や白湯、ノンカフェインのお茶などを選ぶことが望ましいでしょう。

これらの飲み物が望ましい理由を以下に示します。

胃の検査への影響を避けるため

飲み物が胃に残っていると、胃の検査で胃の中を正確に観察することが難しくなります。そのため、健康診断の前日の夜9時以降は、消化に時間がかからず、胃に負担をかけない水や白湯、ノンカフェインのお茶などがおすすめです。

血液検査への影響を避けるため

砂糖や脂質(ミルクなど)が含まれている飲み物を摂取すると、血糖値や中性脂肪などの血液検査の数値に影響を与える可能性があります。そのため、健康診断前日は砂糖や脂質を含まない飲み物を選ぶことが重要です。

身体を温める効果があるため

白湯は体温を上げる効果があります。体温が上がると血流がよくなり、身体全体の機能が活性化します。これにより、健康診断当日の身体のコンディションを整えることが可能です。

健康診断当日の水は何時間前ならOK?

健康診断当日の水の摂取は、一般的に検査の2時間前までなら問題ないとされています。ただし、胃カメラやバリウム検査、腹部エコー検査など、特定の検査が予定されている場合は、検査当日の水の摂取も控えなくてはいけません。これらの検査では、胃や腸内に水分が残っていると影響を及ぼす可能性があるためです。従って、健康診断当日の2時間前でも、コップ1杯程度の水に抑えましょう。

ただし、これらの情報は一般的なガイドラインです。具体的な指示は、受診する健康診断の種類や個々の健康状態、医療機関により異なります。従って、具体的な指示については、事前に健康診断を受ける施設に確認しておきましょう。

健康診断前における他の飲み物について

n0112_04

ここまで、健康診断前のコーヒーと水のルールなどをご紹介しました。ここからは、お茶やお酒など、他の飲み物についての健康診断前の注意点を確認しておきましょう。

健康診断前日の飲み物は何時までOK?

一般的に、健康診断前日にジュースなどの飲み物を飲む場合、夜9時以降は避けることが推奨されています。ただし、カフェインのないお茶などは、健康診断当日の2時間前まで摂取しても構いません。

健康診断前日のお酒は飲んでもよい?

健康診断の前日にお酒を摂取すると、尿検査や血液検査の結果に影響を及ぼす可能性があるため避けるべきです。具体的には、アルコールの摂取によって肝臓の機能、中性脂肪、血糖、尿酸の検査結果に影響を及ぼす場合があります。

もし飲む場合は、一般的に健康診断の12時間前には食事と飲酒を終えるようにしましょう。朝8時~9時に健康診断が始まることを考えると、前日の20時頃には食事と飲酒を終えるようにするとよいです。

なお、人の身体からお酒のアルコールが抜けるまでの時間は、以下が目安となっています。

・缶ビール(350ml)1本:2~3時間程度
・ワイン1杯 :2~3時間程度
・焼酎1合 :7~8時間程度
・日本酒 1合:4~5時間程度

ただし、健康診断は自分の健康状態を知るためのものなので、正確な結果を得るためには前日は禁酒がよいとされています。

健康診断当日の飲み物は何時間前ならOK?

健康診断当日における、コーヒーと水以外の飲み物のルールは、以下のとおりです。

お茶

血液検査を受ける方は、お茶の摂取に関する時間や量の制限はありません。ただし、胃バリウム検査や腹部超音波検査を受ける方は、お茶を飲むのは健診2時間前までにしておきましょう。また、お茶にもカフェインが含まれているおり、血圧測定に影響を与える可能性があるため、ノンカフェインのものかコップ1杯程度のお茶を検査前にとるようにしておきましょう。

糖分を含む飲み物(ジュースやスープを含む)

砂糖を含む甘い飲料や炭水化物を含むスープ類は、血液検査などに影響を与える可能性があります。従って、健康診断当日における糖分を含む飲み物の摂取は控えましょう。

炭酸飲料

健康診断前に炭酸飲料を飲むことは基本的には推奨されません。多くの炭酸飲料には大量の砂糖が含まれており、血糖値が上昇する可能性があるためです。また、コーラなどの一部の炭酸飲料にはカフェインも含まれており、血圧を上昇させる可能性があります。

例外として、炭酸水(無糖のもの)は水とほぼ同じ成分であるため、適量であれば問題ないでしょう。ただし、健康診断の種類や個々の健康状態により異なる場合もありますので、具体的な指示は受診する病院に確認が必要です。

まとめ

健康診断前にはコーヒーを飲まないほうがよいでしょう。コーヒーに含まれる色素が胃カメラの障害になることや、カフェインによって血圧や心拍数に影響を与える可能性があるためです。どうしても飲みたい場合は、砂糖やミルクが入っていないブラックコーヒーにしておきましょう。その場合も、受診2時間前までにコップ1杯程度までです。

水については、健康診断前日の制限は特にありません。当日は受診2時間前までなら水を飲んでもよいですが、胃カメラやバリウムなどの検査を受診する場合には、別途制限があるため病院側の指示に従いましょう。

ジュースや砂糖の入った飲料水は、食事と同様、前日の9時までに済ませることが推奨されています。また、健康診断前日の飲酒は控えることをおすすめします。

企業の人事担当者は、健康診断を受診する従業員にこれらの事前情報を共有することで、より適切な診断結果が得られるでしょう。

なお、人事担当者は全従業員の膨大な健康診断データを管理しなくてはいけないため、負担が大きい点は課題だといえます。そこで、おすすめしたいのがクラウド型健康管理システム『Growbase(旧:ヘルスサポートシステム)』です。

Growbaseは、健康に関する情報(健康診断の結果、ストレスチェック、就業情報、保健指導の履歴など)を一元管理し、産業衛生業務の効率化と積極的な推進、各従業員の健康レベルに合わせた適切な保健指導を実現するためのツールです。上手く活用することで健康診断業務の効率化を実現可能できます。

Growbaseにより、医療機関ごとに異なるデータフォーマットや判定基準を持つ健康診断結果を、統一して簡単に管理可能です。また、従業員が二次健康診断の結果を報告できる機能が組み込まれているため、受診状況や結果の把握も容易に行うことができます。

詳細は、以下でご確認ください。

Growbaseのサービス詳細はこちら

<監修者プロフィール>
医師、公認心理師、産業医:大西良佳
prof_ohnishi 

医学博士、麻酔科医、上級睡眠健康指導士、セルフケアアドバイザー
北海道大学卒業後、救急・在宅医療・麻酔・緩和ケア・米国留学・公衆衛生大学院など幅広い経験からメディア監修、執筆、講演などの情報発信を行う。
現在はウェルビーイングな社会の実現に向けて合同会社ウェルビーイング経営を起業し、睡眠・運動・心理・食に関するセルフケアや女性のキャリアに関する講演や医療監修も行っている。

紙での健康診断運用を変えたい、
健康経営を目指しているご担当者さまへ

ウェルネス・コミュニケーションズでは、健診データをはじめとする社員の健康情報を一元管理することで企業と働く人の健康をサポートするクラウド型健康管理システム「Growbase」を提供しています。

企業毎に抱える課題はことなりますが、多くのご担当者さまも「何から始めていいかわからない」というのが現状です。

1,500社以上の導入実績のノウハウが詰まった資料を提供しております。ぜひ参考にしていただき、お役立ていただければと思います。

クラウド型健康管理システム

「Growbase」が1分でわかる
資料プレゼント

執筆者:Growbase編集部

関連記事