1分でわかる!Growbaseサービス資料

資料請求フォームはこちら

お役立ちブログ

健康診断証明書とは?記載されている内容や注意するポイントまとめ

健康診断証明書とは?記載されている内容や注意するポイントまとめ サムネイル画像

健康診断証明書は、企業が必要に応じて新卒の新入社員から受け取る書類です。普段目にしてはいても、健康診断証明書の内容をしっかり把握している担当者の方は少ないのではないでしょうか。

今回は、健康診断証明書や証明書に記載されている検査内容についてまとめました。健康診断証明書を受け取るときの参考にしてください。

健康診断証明書とは?

Certificate01-min

健康診断証明書とは、主に学生が受診した健康診断の結果が記載された証明書です。大学の保健管理センターなどで発行され、新卒の新入社員、学生や新卒のアルバイト・パート従業員などから、定期健康診断の結果を証明するために受け取ります。受け取るタイミングは、内定時など入社が決定した段階が多いです。

健康診断証明書の記載内容

Certificate02-min

続いて、健康診断証明書に関する具体的な内容について理解していきましょう。健康診断証明書を受け取る従業員の区分と、証明書に記載される健診の内容についてまとめました。

健康診断証明書を受け取る従業員の区分

企業は、常時使用する従業員に対し、雇入れ時に健康診断を実施する義務があります。ただし、新しく雇う従業員が医師による健康診断を受けてから3ヶ月以内の場合、その健康診断の結果を証明する書類を提出すれば、雇入れ時の健康診断に替えることも可能です(労働安全衛生法第43条)。

雇入れ時健康診断の対象となるのは、新たに雇い入れる常時雇用する従業員です。常時雇用する従業員には正社員と、パート・アルバイトの一部が含まれます。常時雇用する従業員に含まれるパート・アルバイトとは、以下の4つのいずれかに当てはまる者です。

  1. 雇用期間の定めのない人
  2. 雇用期間の定めがあっても1年以上勤務する予定の人
  3. 雇用期間の定めがあっても1年以上勤務することがすでに決まっている人
  4. 1週間の所定労働時間数が、同じ業務に従事している正社員の4分の3以上である人

この他にも、健康診断証明書は採用選考時の健康状態の確認などに使うこともあります。

健康診断の問診内容

問診内容は2種類です。

  1. 既往歴および業務歴の調査
  2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査

1では今までに大きな病気をしたことがあるかや、どんな職業に従事しているかを尋ねます。2では、健康面で気になる点を尋ね、医師から見て客観的に何かしらの症状があるかをチェックし、必要に応じて検査を行います。

健康診断の検査内容

雇入れ時健康診断の検査内容です。主な検査項目は以下の9種類です。

  1. 身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
  2. 胸部エックス線検査
  3. 血圧の測定
  4. 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  5. 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GT(γ-GTP))
  6. 血中脂質検査(血清トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
  7. 血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c、やむを得ない場合は随時血糖(食後3.5時間以上経過))
  8. 尿検査(蛋白及び糖)
  9. 心電図検査

雇入れ時健康診断の代わりとして健康診断証明書を受け取る場合、問診2種類、検査9種類の結果がすべて必要です。省略することはできませんので、必ず11種類すべてが記載されているか確認しましょう。

健康診断証明書の発行方法

新卒の新入社員や学生の場合、所属する大学の保健管理センターなどで健康診断を受診できます。多くの大学では定期的に健康診断を実施しており、検査結果を健康診断証明書として発行しています。

健康診断証明書の注意事項

Certificate04-min

続いて、健康診断証明書に関する注意事項を紹介します。証明書を受け取った時のチェック項目にもなるため、しっかりと理解してください。

健康診断証明書の期限

1つ目の注意点は、健康診断証明書の有効期限についてです。

健康診断証明書そのものの有効期限は「年度内」とされています。しかし、雇入れ時健康診断の代替として提出を求める場合、入社前3ヶ月以内に受診した健康診断でなくてはなりません。大学によっては健康診断証明書の発行に1~2か月程度かかることもあるため、有効期限をよく確認しましょう。

健康診断証明書には11項目の結果が書かれていること

2つ目の注意点は、健康診断証明書の記載項目についてです。

健康診断証明書を雇入れ時健康診断に替える場合、必ず上記で示した問診2種類、検査9種類の合計11種類が記載されていなくてはなりません。1つでも受診していなかった場合は、雇入れ時健康診断に替えることはできません。受け取った健康診断証明書に、11種類の内容があるか確認しましょう。

もし、雇入れ時健康診断の代わりに受け取るべき健康診断証明書が有効期限を過ぎていたり、11種類の検査項目に不備がある場合は、足りなかった項目のみの受診もしくは、雇入れ健康診断の実施が必要です。

まとめ

この記事では、健康診断証明書の記載内容や提出を求める従業員の区分についてまとめました。健康診断証明書について理解を深め、必要な従業員から提出されているかを確認して、健全な企業経営につなげましょう。

紙での健康診断運用を変えたい、
健康経営を目指しているご担当者さまへ

ウェルネス・コミュニケーションズでは、健診データをはじめとする社員の健康情報を一元管理することで企業と働く人の健康をサポートするクラウド型健康管理システム「Growbase」を提供しています。

企業毎に抱える課題はことなりますが、多くのご担当者さまも「何から始めていいかわからない」というのが現状です。

1,500社以上の導入実績のノウハウが詰まった資料を提供しております。ぜひ参考にしていただき、お役立ていただければと思います。

クラウド型健康管理システム

「Growbase」が1分でわかる
資料プレゼント

執筆者:Growbase編集部

関連記事

健康診断書にはどんな様式がある?必要な項目や提出を求める際の注意点

健康診断書にはどんな様式がある?必要な項目や提出を求める際の注意点

従業員や内定者に提出してもらう健康診断書には、様々な提出様式があります。しかし、何のために提出を求めるかによって必要となる項目は変わってきます。健康診断書の提出を受ける担当者の方は、項目が不足なく書かれているか確認しなくてはなりません。健康診断書に記載すべき項目と、健康診断報告書や健康診断証明書との違いについて解説します。
就職内定者が提出する健康診断書に必要なことは?

就職内定者が提出する健康診断書に必要なことは?

就職内定者に提出を求める書類の一つに「健康診断書」があります。人事や総務の担当者は、就職内定者から受け取る書類を不備のないようチェックし、労働安全衛生法を遵守しなくてはなりません。本記事では就職内定者が提出すべき健康診断書について、雇入れ時・採用選考時の違い、提出のタイミングやかかるコストをご紹介します。
入社前健康診断の疑問を解決|受診するポイントや企業のフォローとは

入社前健康診断の疑問を解決|受診するポイントや企業のフォローとは

企業はこれから雇う従業員に対して、入社前の健康診断を受けさせる義務があると労働安全衛生法で規定されています。企業の担当者は受診する前後で従業員に案内する内容を把握しておかなければなりません。今回は、担当者に知っておいてほしい、入社前の健康診断のポイントや受診後に会社がすべきフォローについて紹介します。