面白い安全衛生標語を作るには?テーマの例や笑える事例もご紹介

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安全衛生標語とは、職場で働く人の心構えとして作られるスローガンのようなものです。真面目な安全衛生標語も良いのですが、人々の心に残る安全衛生標語はやはり面白いものではないでしょうか。そこで、本記事では面白い安全衛生標語の作り方や笑える安全衛生標語の事例をご紹介します。

安全衛生標語とは?

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厚生労働省および中央労働災害防止協会が主唱している「全国労働衛生週間」の一環として作られることが多い「安全衛生標語」。他にも、年末年始無災害運動標語として作られたり、年間の安全衛生を目指すため、各企業で作られることもあります。

年末年始や年間の標語は中央労働災害防止協会が公募していますが、毎年10月1日〜7日に実施される「全国労働衛生週間」の一環として作られる場合、従業員から安全衛生標語を公募する企業も多いです。企業によっては安全衛生スローガン、労働安全標語、労働安全衛生標語などと呼ばれたり、分けて選ばれたりすることもあります。

面白い安全衛生標語の作り方

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面白い(インパクトのある)安全衛生標語の作り方について、4つのポイントを解説します。

具体的な場面をイメージできる

安全衛生標語では、日常で起こりうる場面、シーンがパッとイメージできる内容にすると、印象に残りやすいです。例えば、慣れや思い込みでつい確認を怠ってしまう、「危なかった!」というヒヤリハットなど、誰もが覚えのある行動、具体的な場面を使って標語を作ると良いでしょう。

カタカナ語やスポーツ用語を使う

安全衛生標語は、どうしても注意を促す表現が多くなるため、真面目で固い印象になってしまいがちです。そこで、カタカナ語やスポーツ用語でインパクトを出したり、日本語のままだと重苦しいイメージになりそうな表現を軽めにし、心構えにしやすくしたりすると良いでしょう。例えば、「危ない」も「イエローカード」などと言い換えると、コミカルで覚えやすい表現にできます。

命令形や疑問形を使う

命令形や疑問形を使うことで、標語にインパクトを与えられます。一方で、特に命令系はキツい雰囲気にもなってしまうので、使う場合は十分注意しましょう。その場合、疑問形であれば寄り添うイメージになり、柔らかい印象を与えられます。標語の種類や与えたい印象、職場の雰囲気などを鑑みて、どちらを使うかよく検討しましょう

例えば、危険性が高く少しのミスも許されないような職場で「ちょっと待て!」「見逃すな!」などの表現を使えば、業務中にハッと気づいてリスクを減らせるでしょう。一方で、「確かめた?」「大丈夫?」などの疑問系なら、柔らかく緊張感の少ない表現にすることもできます。

掛け詞(かけことば)を使う

標語内に掛け詞を使うのも記憶に残りやすくなります。「掛け詞」は俳句や短歌でよく使われる手法で、例えば「文(ふみ)」と「踏み(ふみ)」をかけて二重に意味を持たせる、などのものです。現在ではダジャレとして使われることが多く、例えば、中央労働災害防止協会の平成12年の年間標語は「安全を 優先 率先 まず実践」です。このように韻を踏み、洒落を効かせた表現は面白い標語として印象に残りやすいでしょう。

安全衛生標語のテーマ例

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安全衛生標語がよく使われる工場や製造業、建設業で選ばれるテーマの一例をご紹介します。

工場・製造業

工場・製造業でよく使われる安全衛生標語のテーマには、例えば以下のようなものがあります。

  • 機械設備による事故
  • 転倒事故
  • 指差し、点呼などの安全確認
  • ゼロ災害を目指す
  • 基本動作を思い出す
  • 安全ベルトなど用具の使い方
  • ヒヤリハット
  • 安全第一
  • 作業場の片付け、整理整頓
  • 自分ごととして捉える

工場や製造業で働く人なら、いずれも心当たりがあるのではないでしょうか。ぜひ、こうしたテーマを取り入れ、現場に適した安全衛生標語を作りましょう。

建設業

建設業でよく使われる安全衛生標語のテーマには、例えば以下のようなものがあります。

  • 墜落事故や転落災害
  • 建設機械やクレーン事故
  • 倒壊、倒壊災害の事故
  • 屋外では雨の日や強風時の作業に注意する
  • つり荷の落下
  • 作業手順の徹底
  • 安全管理の徹底
  • 積まれた資材の事故防止
  • 安全活動の自主的な実施

これも建設業で働く人なら、いずれも心当たりがある事例ばかりなのではないでしょうか。業界にふさわしいテーマを標語に取り入れることで、よりわかりやすく、実践しやすい安全衛生標語を作ることができます。

面白い安全衛生標語の事例

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最後に、面白い安全標語の一例として、笑える安全衛生標語の事例を3社からご紹介します。

一般財団法人 中小建設業特別教育協会

中小建設業特別教育協会では、過去の安全標語をカテゴリ別に紹介しています。その中から、思わずクスッと笑える標語を3つご紹介します。

「痛い目は 安全第一 心に刻む トホホ…」
「左右よし! 前後ろよし! 笑顔よし!」
「おっとっと ヤレヤレよかった 命綱」

引用:安全標語|一般財団法人 中小建設業特別教育協会

「トホホ…」や「おっとっと」と、親しみやすい言葉を使うことで、標語をより身近なものに感じられる標語です。また、「左右よし〜」の標語は掛け詞・ダジャレのリズムをうまく使った形で、安全を守れば笑顔でいられる、というイメージがわきやすくなっているのがわかるでしょう。

他の標語はこちらのページから見られますので、気になった方はぜひご覧ください。

株式会社エービーエム

株式会社エービーエムの2021年の安全衛生標語から、思わず笑える安全標語の事例を3つご紹介します。

「災害ゼロの団体戦 無事故続けて 金メダル」
「5Sでつくる職場の安全 気くばりでつくる心の安心」
「作業後の点検までが作業中」

引用:2021_安全衛生ポスター、標語、川柳受賞者発表

まず、「金メダル」はオリンピックが開催された2021年ならではの時事ネタをうまく取り入れ、災害ゼロに「団体戦」という言葉を使うことで、一体感を表現しています。2番目の標語では「安全」と「安心」がリズム感を生み、安全とともに衛生(メンタルヘルス)についてもスマートに触れています。

他の標語はこちらのページから見られますので、気になった方はぜひご覧ください。

株式会社サンセイ

株式会社サンセイでは、過去の安全標語作品を第1回から22回まで公開しています。その中から、クスッと笑える安全標語の事例を3つご紹介します。

「安全の三つの大敵 「はず」と「だから」と「まあ、いいか」」
「キャッチしろ!! 必ずあるぞ 前ぶれが 重大事故が おこる前」
「コロナゼロ 熱中症ゼロ 怪我もゼロ それも大きな 仕事の成果」

引用:安全標語について|株式会社サンセイ

最初の標語は、誰しも一度は頭を掠めたことがあるだろう「気の緩み」をテーマにして、わかりやすく注意を促しています。2番目の標語では、命令形を使うことでよりインパクトを与え、重大事故を防ごうという強い決意を伝えています。3番目は「ゼロ」という言葉をかけ、体調管理も立派な仕事のうちである、と呼びかけているのでしょう。

他の標語はこちらのページから見られますので、気になった方はぜひご覧ください。

安全衛生標語は面白くするとインパクト大!職場のテーマと合わせて作ろう

安全衛生標語は「全国労働衛生週間」の一環として作られることが多く、企業によっては従業員から社内公募をして安全衛生標語の優秀賞を選んだりしているところもあります。安全衛生標語はテーマからつい真面目になりがちですが、カタカナ語やダジャレ、命令形などを使うことで面白く、インパクトのある覚えやすいものを作りやすくなります。

このように、安全衛生標語には面白さ、インパクトも重要ですが、工場と建設業では気をつけるべき部分が異なるように、それぞれの職場にとって重要なテーマを盛り込むことも必要です。職場の課題を把握するためには、HSSなどの健康管理システムで従業員の健康情報を一元管理すると良いでしょう。従業員が抱える健康課題がわかれば、それに即した安全衛生標語を作り、従業員の意識改革につなげることもできます。

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執筆者:HSS編集部

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