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健康診断における結果の見方や判定結果、基準値とは?項目ごとに解説

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多くの企業では1年に1度、社員に健康診断の受診を勧めていると思います。経営を根幹で支えてくれている社員の健康を守ることは、すべての企業において重要な課題であるためです。また、従業員に定期健康診断を実施することは事業者にとって労働安全衛生法に基づく義務でもあります。

しかし、健康診断の結果に書かれている判定結果を見ても、自身がどのような状態なのかを正しく判断できない社員が多いことも事実でしょう。そこで今回は、健康診断における結果の見方や判定結果、基準値などについて、項目ごとに解説します。

健康診断における結果の見方

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健康診断の結果が出た場合でも、正しい見方がわからなければ実施する意義が薄まります。ここでは、健康診断における結果の見方を確認しておきましょう。

健康診断の結果判定とは

健康診断の結果判定は、検査項目ごとにアルファベットで示されることが一般的です。例えばAは異常なし、Eは要精検、Hは要再検などと記載されています。

判定区分の意味は、検査機関や方法により異なるため結果報告書に記載されていることもありますが、ない場合には検査機関に問い合わせが必要となることもあります。また健康診断の種類によっても、検査項目や基準値が異なります。

健康診断は、大きく一般健康診断と特殊健康診断の2種類があります。一般健康診断は、雇入時の健康診断や定期健康診断などです。特殊健康診断は、有害な業務に従事する労働者が受ける健康診断をさします。

健康診断の結果判定を理解することで、自分の健康状態を把握し、必要な場合は医療機関での精密検査や治療を受けることが大切です。

健康診断の結果判定における基準値とは

健康診断の結果判定における基準値とは、健康状態が良好な人々の検査データを統計した数値のことです。この数値は、現時点では健康と考えられる人の95%が含まれる範囲とされています。ただし基準値は、検査項目や方法によって異なるため注意が必要です。

基準値から外れた場合、病気の可能性はありますが、必ずしもそうとは限りません。
したがって、健康診断の結果で基準値外であった場合は、精密検査や医師の診断が求められます。

出典:「基準値とは」全国健康保険協会協会けんぽ.2023年9月19日確認
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat410/sb4020/ra104/

健康診断結果における基準値がある項目の解説

健康診断にはさまざまな項目があるため、どこを注視すべきかについて悩む方は多いかもしれません。ここでは、健康診断結果において基準値がある項目について解説します。

1.身体計測

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ここでは、身体計測における項目について確認しておきましょう。

BMI

身体計測のBMIとは、人間の体重と身長から算出する体格指数のことです。BMIはBMI「Body Mass Index」の略語で、以下の計算式によって算出できます。

BMI = 体重(kg) ÷ (身長(m)× 身長(m))

例えば、身長が170cm、体重が70kgの方の場合、BMI=70/(1.70×1.70)=24.22となり、BMIは約24.2です。

BMIは、健康を維持するための目安です。BMIが高いと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。またBMIが低いと、栄養不良や免疫力低下などの問題が起こりやすくなるため注意しなくてはいけません。なお、日本人におけるBMIの平均値は、男性が23.8、女性が22.6です。

BMIの基準値は国によって異なりますが、日本では以下のように分類されています。

・18.5未満:低体重
・18.5以上25未満:普通体重
・25以上30未満:肥満(1度)
・30以上35未満:肥満(2度)
・35以上40未満:肥満(3度)
・40以上:肥満(4度)

BMIは、同じ体重でも筋肉量や骨格などによって個人差があります。さらに、BMIだけでは内臓脂肪の量を判断できません。そのため、BMIと一緒に体脂肪率や腹囲などもチェックすることが必要です。

腹囲

腹囲は、内臓脂肪型肥満かどうかを調べるために測定します。腹囲の基準値は、男性で85cm未満、女性で90cm未満です。臍部が確認できる程度に脱衣して、臍部の高さで巻き尺を回して測ります。

2.血圧

血圧とは、心臓から流れる血液が血管の内壁にかける圧力のことです。血圧は、心臓が収縮するときの最高血圧(収縮期血圧)と、心臓が拡張するときの最低血圧(拡張期血圧)の2つの値で表されます。

病院で測定した場合は、最高血圧が130mmHg未満、かつ最低血圧が85mmHg未満であれば基準値です。一方、最高血圧が140mmHg以上、もしくは最低血圧が90mmHg以上であれば高血圧と診断されることが一般的でしょう。

高血圧は心筋梗塞や脳卒中を招く動脈硬化や、腎臓病などの発症に関与します。高血圧は自覚症状がないことも多いため、定期的に血圧を測定し、異常がないかをチェックすることが大切です。

3.血液検査

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血液検査とは、血液中の成分や酵素などを測定することによって、身体の状態や病気の有無を調べる検査です。血液検査の結果では貧血や肝機能、脂質、血糖、腎機能などのリスクを把握できます。

健康診断や人間ドックで行われる血液検査は、大きく以下の3種類に分類することが可能です。

・血液学検査:赤血球・血色素・白血球など、血液成分そのものを調べる検査
・生化学検査:血液中の糖質・タンパク質・酵素などを調べる検査
・免疫血清学検査:感染症・ホルモン・腫瘍マーカーや血中薬物濃度などを調べる検査

健康診断で行われる血液検査の基本項目は、10項目程度です。したがって、さらに詳細な項目を調べたい場合は、人間ドックでオプション検査を実施する必要があります。

以下で健康診断の血液検査にみられる、5つの項目について解説します。

貧血

貧血の判定結果は赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリットの3つの数値を基準値と比較して実施します。

・赤血球数:男性で4.50~5.90×106/μL、女性で3.80~5.10×106/μL
・ヘモグロビン量:男性で13.1~16.3g/dL、女性で12.1~14.5g/dL
・ヘマトクリット:男性で38.8~48.9%、女性で34.9~44.4%

これらの数値が基準値より低い場合、貧血と判断されます。貧血の原因はさまざまですが、鉄欠乏性貧血がもっとも多く見られるでしょう。

鉄欠乏性貧血では、鉄分の摂取不足や出血などによって鉄分が不足し、赤血球やヘモグロビンの生成が低下します。貧血の症状は疲れやすさ、動悸や息切れ、めまいや立ちくらみ、頭痛や耳鳴りなどが一般的です。

肝機能

肝機能とは、肝臓が果たすさまざまな働きのことです。肝臓は解毒や代謝、胆汁の生成などの重要な役割を担います。

肝機能の判定結果は、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの酵素の数値を基準値と比較して行われます。

・AST(GOT):30U/L以下
・ALT(GPT):30U/L以下
・γ-GTP:50U/L以下

ASTは心臓や肝臓、腎臓、筋肉などに存在している酵素で、これらの臓器に炎症や障害があると数値が高くなるといわれています。ALTはおもに肝臓に多く存在している酵素で、肝臓に炎症や障害があると数値が高くなります。

γ-GTPはタンパク質を分解する酵素で、肝臓の解毒作用に関わるものです。アルコール性肝障害や脂肪肝、肝炎、胆道閉塞などの疑いがある場合、数値が高くなる傾向があります。

これらの数値が基準値より高い場合には、肝機能障害と判断されるでしょう。肝機能障害の原因はさまざまですが、おもにアルコールや薬物の過剰摂取、ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、脂肪肝などが挙げられます。

なお肝機能障害の症状は、黄疸(おうだん)や発熱、食欲不振や体重減少、腹部膨満感や下痢などが一般的です。

血中脂質

血中脂質の検査は、血液中の脂質の種類と量を調べる検査です。脂質には総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪などがあります。

血中脂質の判定結果は、基準値と比較して高いか低いかによって判断されます。基準値は、健康保険組合や日本人間ドック学会などによって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。

・総コレステロール:150~219mg/dL
・LDLコレステロール:70~139mg/dL
・HDLコレステロール:40mg/dL以上
・中性脂肪:30~149mg/dL

血中資質の中でも、HDLコレステロールが低いと動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。
血中脂質の値は、食事や運動などの生活習慣によって変化する場合が多いです。特に過食やアルコールの過剰摂取、運動不足や喫煙などは、血中脂質を悪化させる要因となりえます。

血糖値

血糖値の検査は、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度を調べる検査です。ブドウ糖は体内での主要なエネルギー源として重要なものであり、主に食物由来の炭水化物から得られますが、肝臓や腎臓から分解されることでも産生されます(絶食時など)。

血糖値の判定結果は、基準値と比較して高いか低いかで判断します。基準値は、健康診断では空腹時の血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が測定されるのが一般的です。

・空腹時血糖値:70~99mg/dL
・HbA1c:5.5%以下

血糖値が基準値を超えると、糖尿病のリスクが高まるといわれています。糖尿病は、インスリンというホルモンの分泌量や働きが低下し、血糖値が高くなる病気です。

血糖値が基準値より低い状態を低血糖といいます。低血糖は、ブドウ糖が不足し脳や神経などの機能が低下する状態を指し、急な眠気や意識障害などの危険な状態を起こす可能性があります。
血糖値は、食事や運動などの生活習慣によって変化します。特に、過剰な飲食や運動不足、肥満やストレスなどは、血糖値を悪化させる要因となるでしょう。

腎機能

腎機能の検査は、腎臓が血液中の老廃物や水分を適切に排出できているかどうかを調べるものです。腎臓は体内の水分や電解質のバランスを調節したり、血圧や赤血球の生成に関与したりする重要な器官といえます。

腎機能の検査は、血液検査と尿検査の2種類です。血液検査では、おもに尿素窒素とクレアチニンの値を測定します。これらはタンパク質の代謝によって生成される老廃物で、正常な腎臓では尿として排出されます。しかし腎臓の機能が低下すると、血液中に溜まってしまうため注意しなくてはいけません。

尿検査では、おもに尿蛋白と尿潜血の有無を調べます。これらは正常な腎臓では、ほとんど尿に出ない成分ですが、腎臓や尿路に炎症や結石、腫瘍などの病変があると、尿中に混入することがあります。

腎機能の判定結果は、基準値と比較して高いか低いかで判断することが普通です。基準値は、年齢や性別、筋肉量などによって異なりますが、一般的に以下のような値が目安といわれています。

・尿素窒素:8~20mg/dL
・クレアチニン:男性 0.6~1.1mg/dL、女性 0.5~0.9mg/dL
・尿蛋白:陰性
・尿潜血:陰性

腎機能が基準値を外れると、腎不全や腎臓病のリスクが高まるでしょう。これらは腎臓のろ過能力や調節能力が低下し、水分や老廃物の排出が不十分になる状態です。また腎機能の値は、食事や運動などの生活習慣によっても変化します。特に過剰なタンパク質摂取や運動不足、肥満や高血圧などは、腎機能を悪化させる要因です。

4.尿検査

健康診断の尿検査では、尿中に含まれる糖分やタンパク質、ヘモグロビンなどを調べて、腎臓や尿路系の病気の有無や兆候を把握できます。尿検査の基準値は、以下のとおりです。

・尿蛋白:陰性(-)
・尿糖:陰性(-)
・尿潜血:陰性(-)
・尿沈渣:赤血球 3個以下、白血球 2個以下、上皮細胞 少数、円柱細胞 0
・尿比重:1.010~1.030

尿検査の結果が基準値を超えると、以下のような病気が疑われるでしょう。

・尿蛋白:急性腎炎、尿路系疾患、前立腺・膀胱の腫瘍や炎症、ネフローゼ症候群など
・尿糖:糖尿病や甲状腺機能亢進症、副腎疾患、腎性糖尿など
・尿潜血:腎臓や膀胱、尿路の炎症や腫瘍、結石など
・尿沈渣:赤血球が多い場合は腎臓や尿路の出血を伴う疾患、白血球が多い場合は炎症を伴う疾患、細菌が多い場合は細菌感染など
・尿比重:高すぎる場合は糖尿病や脱水、ネフローゼ症候群など、低すぎる場合は腎不全や尿崩症など

健康診断の尿検査では、一般的に朝一番の中間尿を採取します。尿中に含まれる成分の濃度が一定であることや、雑菌の混入を防ぐためです。

5.視力検査

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健康診断の視力検査では近視や遠視、乱視といった屈折異常や、白内障や緑内障などの眼疾患を調べるために行われます。視力の基準値は、裸眼視力と矯正視力(コンタクトレンズや眼鏡を使用した場合)の両方で0.7以上です。

0.3、0.7、1.0の3段階を指標にする370方式において、A.B.C.Dの4段階で評価されることが一般的です。

・視力1.0以上:A判定
・視力0.9~0.7:B判定
・視力0.6~0.3:C判定
・視力0.3未満:D判定

視力の検査結果が基準値を下回る場合は、以下のような病気が考えられます。

・屈折異常:近視や遠視、乱視など
・白内障:水晶体が白く濁ってしまう病気
・緑内障:眼圧が高くなって視神経が傷つく病気
・加齢黄斑変性:中心視野が低下する病気
・糖尿病網膜症:血管が壊れて出血や浮腫が起こる病気
・網膜剥離:網膜が剥がれてしまう病気

6.聴力検査

健康診断の聴力検査は、耳の聞こえが悪いかどうかや、耳の病気がないかを調べるために実施されます。聴力検査はオージオメータと呼ばれる装置を用いて、1,000Hz(低音域)と4,000Hz(高音域)の音が聞こえるかどうかを測定するものです。

聴力検査の基準値は、1,000Hzでは30dB以下、4,000Hzでは30dB(雇入時)あるいは40dB以下とされています。所見なし(聞こえた)と、所見あり(聞こえなかった)の2段階で評価することが一般的です。

聴力検査の結果が基準値を下回る場合は、以下のような病気が疑われます。

・老人性難聴:加齢によって高音域が聞こえにくくなる病気
・特発性難聴:原因不明で突然聞こえにくくなる病気
・外耳炎:外耳道が炎症を起こす病気
・中耳炎:中耳に水や膿がたまる病気
・耳下腺炎:耳の下にある唾液腺が炎症を起こす病気

まとめ

健康診断における結果の見方や判定結果は、項目ごとに見方が異なるため注意しましょう。また、基準値もそれぞれ異なりますので、本記事の内容を参考にして社員の健康状態を正しく把握することが大切です。
※本ブログで記載している「基準値」は、健康診断における一般的な基準値になります。Growbase(旧:ヘルスサポートシステム)のスタンダード版で提供している基準値とは一部異なりますのでご注意ください。

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<監修者プロフィール>
医師、公認心理師、産業医:大西良佳
prof_ohnishi 

医学博士、麻酔科医、上級睡眠健康指導士、セルフケアアドバイザー
北海道大学卒業後、救急・在宅医療・麻酔・緩和ケア・米国留学・公衆衛生大学院など幅広い経験からメディア監修、執筆、講演などの情報発信を行う。
現在はウェルビーイングな社会の実現に向けて合同会社ウェルビーイング経営を起業し、睡眠・運動・心理・食に関するセルフケアや女性のキャリアに関する講演や医療監修も行っている。

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